改めて知っておきたい着物のこと-留袖-
- 5月11日
- 読了時間: 2分
振袖、留め袖、訪問着…色々な着物の種類があるのはなんとなくしっているけど、どう違うかというと...
ということで今回は改めて知っておきたい着物のこと「留袖」を分かりやすく解説しますね。
ご自身の着物をもう一度広げて確かめてみてくださいね。
留袖の特徴
最大の特徴は、「上半身には一切柄がない」という点です。
肩や胸元は潔く無地で、膝から下の「裾(すそ)」だけに豪華な柄が集中しています。
また、黒地のものを「黒留袖」、それ以外を「色留袖」と呼びますが、どちらも共通して以下の見分けポイントがあります。
座っていると「無地」に見えます。これはお祝いの席で座っている間は、柄が隠れて落ち着いて見えるようにし、立ち上がった瞬間に、足元に広がる美しい絵画のような紋様がパッと現れます。この動いた時の変化が、留袖の醍醐味です。
なぜ「裾」だけに柄があるのかというと、
留袖は、主に新郎新婦の母や親族として「ゲストをお迎えする側」が着るものです。自分が主役として目立つのではなく、一歩下がって「主役を立てる」。その控えめな姿勢が、肩から胸にかけての「無地」に込められています。

もうひとつの留袖の特徴が、「縫い目があるはずなのに、柄が途切れず一枚の絵のように繋がっている」こと。「絵羽(えば)」という手法で、仕立て上がりの姿を想定して一枚の絵のように柄を描いているためです。この手法は、豪華さや上品さを演出し、柄の連続性を美しく見せるために用いられます

通常の着物は、反物の端から順に柄を染めていきます。しかし、留袖のような礼装は違います。 一度、着物の形に仮縫い(白生地の状態)をし、どこにどの柄がくるか下書きをしたあと、わざわざ一度ほどいてバラバラのパーツにしてから染めるのです。
縫い合わせたときに1ミリのズレも許されないこの工程は、まさに職人の緻密な計算と熟練の技の賜物。
きものや棗にはこのような職人の伝統の技が込められた留袖も取り扱っております。一度ご覧になりたい方はお気軽にお問い合わせ、ご来店くださいね。
「きものや棗」では、伝統を大切にしながらも、あなたらしさを表現できるオンリーワンのスタイルをご提案しています。手仕事の温もりを感じる特別な一着との出会いを、一緒にお手伝いさせてください。


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